銃・病原菌・鉄 読了
大陸や国によってなぜこれほどまでに文明の発展度に差があったのかを,生物学や地理,考古学など様々な分野の知識を駆使して解説した本?
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
- 作者: ジャレド・ダイアモンド,倉骨彰
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2012/02/02
- メディア: 文庫
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文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
- 作者: ジャレド・ダイアモンド,倉骨彰
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2012/02/02
- メディア: 文庫
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要約
栽培化可能,家畜化可能な植物や動物は,とても限られた種類(十数〜数十種類)しかおらず,その分布は偏っていた.
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その結果,栽培化可能,家畜化可能な植物や動物が多い地域は食料生産技術が進み,余剰作物の蓄積が可能になった.
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その結果,蓄積された余剰作物によって,専門職を養うゆとりが生まれ,技術や政治の進んだ,高度な技術を持った大規模な人口集団が形成された.
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技術,情報,人,物の伝搬や拡散のしやすさやは,地理や気候に左右され,島や縦に伸びた大陸ではそれらがしにくく,東西に伸びたユーラシア大陸などではしやすかった.
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その結果,技術,情報,人,物の伝搬や拡散のしやすいユーラシア大陸では,よりそれらの開発が進んだ.