スイッチサイエンスPCBへの発注を手助けするpythonスクリプト(KiCad python scripting)を書いた話

KiCad Advent Calendar 2015 6日目の記事です。(遅れてしまいましたが) qiita.com

概要

この間、私がスイッチサイエンスPCBで基板を発注した際、ファイル名を所定書式に変更しzipに固める作業が必要で煩雑だったので、その作業をkicadのpython scripting機能で、一部自動化しました。

※無保証

※自身環境(Linux daily build)以外未検証

※詳細を書く気が起きたら書く。質問大歓迎。

スイッチサイエンスPCB

最近、スイッチサイエンスが始めたPCBサービスです。 5cm x 5cm以内2層基板が10枚約1500円で送料約1000円と合わせても1枚約250円程度と格安! 所定書式のファイル名でガーバー、ドリルデータを保存し、zipに固めて、それをWebページにて投稿し、発注する方式です。

https://www.switch-science.com/pcborder/www.switch-science.com

KiCad Python scripting

KiCadにはPython scriptingという、マクロ機能?を含んでいて、一部作業を自動化出来ます。 今回使った、保存機能以外にも配線、パッドを作ったり、配置したりすることも出来ます。

↓公式コード github.com

↓公式リファレンス

http://docs.kicad-pcb.org/doxygen-python/

↓今回参考にしたソースコードAPIが変更されており、そのままでは動かない)

https://lists.launchpad.net/kicad-developers/msg10233.htmllists.launchpad.net

使い方

  1. https://gist.github.com/miettal/f7a41c6e6834edfa9ceb からスクリプトをダウンロード
  2. pcbnewからMenu->Tools->Scripting Consoleをクリック f:id:miettal:20151207203436p:plain
  3. Scripting Consoleで先ほどダウンロードしたスクリプトをimportし、convert()を実行 f:id:miettal:20151207215334p:plain
  4. プロジェクトのディレクトリにswitch science pcb用のzipファイルができる!!!

f:id:miettal:20151207203637p:plain

ソースコード

gist.github.com